当園が開設し、令和4年5月で50年という大きな節目を迎えることができました。
これもひとえに、関係各所の皆様方より頂戴いたしました暖かいご指導・ご支援の賜物と、心よ り深く感謝を申し上げます。
昭和47年5月1日、新潟県並びに新潟市のご支援の下、県内では3番目50床定員の施設とし て開設されました。前身は、《済生会新潟特別養護老人ホーム》と称し、済生会新潟病院の前身 である済生会新潟総合病院に併設されスタートいたしました。
開設された地域は新潟市の都心部にあり、当時よりドーナツ化現象と高齢化の伸展が顕著で、 施設開設から8年経過した昭和56年頃には新潟市に対し地域住民より定員増の陳情が提出されました。新潟市との協議の結果、定員を100床に増床することとなり、昭和59年4月1日に現在地に新築・移転し、併せて名称を《特別養護老人ホーム康和園》と改め再スタートを切りました。
この50年を顧みますと、核家族化と高齢化の伸展により家族だけで介護を続けていくのは大変 困難となり、ゴールドプラン、新ゴールドプラン等の施策により高齢者介護サービスの拡充が図られ、平成12年には社会で重層的に支え合い利用を選択できる仕組みとして、介護保険制度が発 足しました。また、近年における高齢者を取り巻く諸課題は、一人暮らし高齢者の増加や経済的 格差等による生活苦など、生活の根幹にかかわるものが散見され課題も多様化していると感じます。
今、あらためて介護とはと考えてみますと、介護を受ける人と提供する人の心がかようことによ り、はじめて求める生活が具現化されるものであり、心をかよわすという事が重要な事であると考 えます。康和園は50年の長きに渡り、職員のたゆまぬ努力により豊富な経験と実績を積み重ねてまいりました。人と人との心のつながりの重要性を再確認し、新しい時代に生まれてくる課題にも誠実に向き合い、これまでの実績をもとにより良いサービスを、安定的かつ継続的に提供できる様務める事が期待されていると感じます。
私共職員一同は、50年目の節目にあたり心を新たにして、先輩諸氏が築き上げた実績に恥じ ぬ様、時代の求めに応えるべく努めて往かなければならないと、強くその責任を感じております。 今後とも、今まで同様ご理解とご協力ならびにご支援を賜れます様、何卒宜しくお願い申し上げます。
新潟県済生会 特別養護老人ホーム康和園
施設長 遠藤 均